ServersMan@VPS(DTI)に初心者がプロキシサーバーを立ててみた。

ServersMan@VPS(DTI)

 

最近無料VPNや有料プロキシを利用する事があり、少しずつ知識が増えてきた所で有料のVPSを借りてそこに自分でプロキシサーバーを立てられる事を知り今回初めて挑戦してみました。

 

VPNやプロキシの事は何となく分かってるだけで殆どド素人なので結構苦労しましたがどうにかプロキシサーバーを立てる事が出来たので、ここに記したいと思います。

 

既に知識をお持ちの方は見ても何も得られないと思います(笑)

 

 

ServersMan@VPSとは?

まず今回挑戦するにあたって、もし万が一出来なかった事を考え一番料金の安いServersMan@VPSを選択しました。

 

Petitプラン Entryプラン Standardプラン

Proプラン

事務手数料 0円
月額料金 350円 467円 934円 1886円
メモリ 256MB 1GB 2GB 4GB
ディスク容量 5GB 50GB 100GB 200GB

 

プロキシしか使用しないので選択したプランを選択しました。

 

月額350円になっていますが、最初の2ヵ月は300円だそうです。(Petitプランは最低利用期間が2ヵ月なので600円+消費税が掛かります)

 

それで単純に料金でPetitプランを選んだのですが、ディスク容量はともかく、メモリが256MBだと通信が遅くなるのか?とも思ったのですがどうなんでしょうか?

 

正直今でも分かっていないのですが、使用した感覚で言うとプロキシサーバーを経由しているとは思えない程に速いので私には256MBで何も問題ありませんでした。

 

なので私のように試しにプロキシサーバーを立ててみたいという方はPetitプランで良いと思います。

 

 

ServersMan@VPSの契約方法

ServersMan@VPSの契約方法を簡単に説明します。

 

まず下記のリンクバナーからServersMan@VPSの公式ページを開きます。

 

 

ServersMan@VPSの公式ページを開くと、右上にあるお申し込みにマウスを当て新規のお客様を開きます。

 

ServersMan@VPS(DTI)

 

 

開くと下記画像のページになるので登録するメールアドレスを入力し規約・約款に同意の上申し込むをクリックして下さい。

 

ServersMan@VPS(DTI)

 

 

入力したメールアドレスに確認のメールが届くのでメールに記載されているURLをクリックして下さい。(あるいは開いた画面のボックスにお申し込みキーを入力して進めます)

 

ServersMan@VPS(DTI)

 

 

URLをクリック(お申し込みキーを入力)するとプランの選択画面が現れるのでご希望のプランにチェックを入れて次へをクリックします。

 

ServersMan@VPS

Entryプラン以上を選択するとデータセンター(リージョン)、OS、テンプレートを選択しなければいけません。
データセンターはお好きな場所を、OSはCentOS7を、テンプレートはシンプルパックを選択して下さい。

 

 

次へをクリックすると個人情報や支払い方法の入力画面になりますので順番に入力していき登録を完了させて下さい。

 

ServersMan@VPS

個人 /  法人 個人で契約する場合はそのまま個人を選択
パスワード パスワードを設定
お名前(漢字) 契約者氏名を漢字で入力
お名前(カナ) 契約者氏名を全角カナで入力
携帯電話番号 携帯電話番号を半角数字で入力
郵便番号 住所の郵便番号を半角数字で入力し”住所表示”ボタンをクリック
都道府県 ”住所表示”ボタンをクリックで自動入力
郡市町村 ”住所表示”ボタンをクリックで自動入力
”住所表示”ボタンをクリックで自動入力(無い場合は空欄)
町名など 市区町村以降、丁目以前の住所を入力
丁目 〇丁目を入力
番地 番地を入力
マンション名など マンションやアパート住みの場合は名称や部屋番号を入力
カード番号 支払いに使うクレジットカード番号を半角数字で入力
カード有効期限 支払いに使うクレジットカードの有効期限を選択
カード確認番号(セキュリティコード) 支払いに使うクレジットカード裏面に記載されているセキュリティコードを入力
性別 自分の性別を選択
生年月日 自分の生年月日を選択
世帯人数 世帯人数を選択(任意)
業種 現在勤めている業種を選択(任意)
職種 現在している職種を選択(任意)
確認する 全ての入力や選択を終えたらクリック

 

 

登録が完了するとご入会ありがとうございますという件名のメールが届きます。

 

ServersMan@VPS

 

 

続いてはいよいよプロキシサーバーを立てていきます。

 

 

ServersMan@VPSでプロキシサーバーを立てる

Tera Termを使って作業を行なっていきます。

 

Tera Termのダウンロードはこちらから

 

ダウンロード・インストールが終わるとデスクトップ上にTera Termのアイコンが現れるので起動します。

さくらのVPS

 

起動すると上記画像の画面になります。

 

入力が必要なのはホストTCPポートの2個所。

 

ホストには割り当てられたIPアドレスを入力します。(IPアドレスはメールに記載されています)

 

TCPポートは「22」を消して「3843」を入力して下さい。

 

終わったらOKをクリックします。

 

OKをクリックすると下記画面が現れます。

さくらのVPS

 

ここで入力が必要なのは2個所、ユーザ名パスフレーズ

ユーザ名は「root」
パスフレーズはメール内の「rootユーザパスワード」

 

入力したらOKをクリックして下さい。

 

ログインするとこのような画面になります。

さくらのVPS

 

最初に下記コマンドを実行します。(このコマンドをコピーして右クリックで貼り付け→Enter)

yum -y install httpd

 

他のサーバー会社のVPSではこのコマンドは必要ないのですが、ServersMan@VPSではこのコマンドを実行しないとsquidをインストールできない・起動できないなどの問題が起きてしまいます。(正直このコマンドが何なのかは良く分かっておりません・・)

 

次にsquidというものをインストールします。

yum -y install squid

 

数秒でインストールが完了します。(終わるとComplete!と表示されます。)

 

次に下記をコピーして右クリック→Enterを押します。

vi /etc/squid/squid.conf

 

すると下記の画面になります。

さくらのVPS

 

先程と同じように、編集するには入力モードというのにしないといけないので、まずキーボードの「i」を押します。

 

「i」を押すと画面一番下に-- INSERT --と表示されると思います。

 

これで追記(編集)出来るようになりました。

 

何を追記するのかというとネットで調べると人によって違うのでどれが本当の正解なのかイマイチ分かりませんが私の場合は下記を追記する事で上手くいきました。

acl testacl src 00.00.00.000/32
http_access allow testacl
forwarded_for off
request_header_access X-Forwarded-For deny all
request_header_access Via deny all
request_header_access Cache-Control deny all

 

acl testacl src 00.00.00.000/32の00.00.00.000は自分のIPアドレスを入力して下さい。

 

これは、特定のIPアドレスからだけ受け付ける設定です。

 

複数のIPアドレスからアクセスする場合はその分だけ必要という事です。

 

これをどこに追記するのかですが、私の場合は一番上に追記しました。

 

キーボードの「i」をクリックで編集モードにしたら、エンターキーを2〜3回押してスペースを作り、キーボードの「↑」で上まで戻り下記をコピペして下さい。

 

更に画面下の方にいくとhttp_port 3128とありますが、3128以外のポート番号にしたい方はその番号に書き換えて下さい。

 

追記(コピペ)とポート番号の変更が終わったらキーボードのEscを押して入力モードを終了させます。

 

そして追加した情報を保存する為に「:wq」をコピペしてEnterを押します。(画面のどこでも良いので右クリックすれば最下部に「:wq」が入力されます)

 

終わったら下記コマンドでsquidを起動します。

systemctl start squid

 

これでVPSサーバーの設定は完了です。

 

続いてはパソコン側の設定を説明します。

 

 

Windows10のプロキシ設定方法

現在Windows10環境しかないのでWindows10で説明していきます。

 

まずWindows10の設定を開きます。

 

設定内にあるネットワークとインターネットを開きます。

 

ServersMan@VPS

 

ネットワークとインターネットを開くと左メニューにプロキシとあるので開きます。

 

ServersMan@VPS

 

プロキシを開くと手動プロキシセットアップという項目があると思いますが、その中にあるプロキシサーバーを使うをオンにします。

 

ServersMan@VPS

 

入力する項目は2箇所です。

 

アドレスの欄にはVPSサーバーのIPアドレスを入力します。

 

その隣のポートには3128(任意で設定した場合はその番号)を入力します。

 

入力を終えたら保存ボタンをクリックして下さい。

 

これで全て完了です。

 

確認くんなどでIPアドレスが変わっているか確認して下さい。

 

 

ServersMan@VPSまとめ

如何でしたでしょうか?

 

多分難しくなかったと思います。

 

詳しい方から見たら「あれが足りねーよ!」とか「そこ違うよ!」とか意見があるかもしれませんが、とりあえずこの設定で一ヵ月ちょっと使用していますが、生のIPアドレスが漏れた事はありませんし、確認くんや診断くんで確認してもプロキシ経由だというのは隠せているので大丈夫ではないかと思っています。

 

あと、指定したIPアドレス以外からのアクセスが弾かれる事も確認出来ているので私のやりたいことは達成出来ているかと思います。

 

やる前はとてつもなく難しそうに思えましたがやってみたら意外とすんなり出来ました。

 

ただ、他のVPSサーバーで同じ環境が作れるのか?分からないので近々他のVPSサーバーにもプロキシサーバーを立ててみようと思っています。

 

その際はまた自分用のメモも兼ねてこのサイト上に手順を書き記していこうと思っています。

 

長くなりましたが最後までご覧頂きありがとうございました!